2014年2月16日日曜日

地熱発電の課題


地熱発電がダメな理由

・大規模化が出来ない(技術的課題)
・発電量の減衰
通常の地熱発電では、地下から噴き出る熱水や発電タービンを回した後の冷やした蒸気を、専用の井戸(還元井)で地中に戻す。マグマの熱はほぼ無尽蔵だが、熱を地表に運ぶ水分は、取りすぎると勢いが衰えてしまうからだ。
地中への還元に気をつかう日本の発電所でも、井戸1本あたり年2%程度は蒸気が減り、新しい井戸を追加して発電能力を保っている。
そのため、各発電所ともに所定の出力を維持するために、補充井の掘削を実施。平均して 3.1年に1本の頻度で掘削。(大岳、大沼を除く)補充井を掘削したとしても、ほとんどの発電所が所定の出力を維持できていない。
高温岩体地熱発電も技術的な困難を克服できず。


参照:
高温岩体地熱発電
地熱発電ルネッサンス
電気事業連合会 (2013年5 月17日 )

アイスランド
7カ所の地熱発電所の発電能力は57万キロワット。国全体の電気の約22%を賄っている。(2011年)
ただし、アイスランドの人口は約30万人。規模として比較にならない。




電源別発電電量構成比 出展:電気事業連合会



主要国の電源構成。出典:資源エネルギー庁


総発電量に占める再生可能エネルギーの割合。出典:資源エネルギー庁

0 件のコメント:

コメントを投稿