2018年4月13日金曜日

アプリの他社への移行・譲渡・引継ぎまとめ(App Store(iOS) / Google Play(Android) )

まとめ


・以前に比べるとフォーマット化されて作業は非常に簡略
・タイミングにもよると思うが、Andoid/iOS共にほぼ当日で移行完了
※Androidは2営業日以内に返答が公式回答。iOSは即時反映されていたので、むしろ人員チェックしていないかのような印象を受けた。
・過去データは全て移行先に引き継がれる

各公式ドキュメント


Android

Androidアプリの移行


移行リクエストフォームに必要事項を入力して送信するだけ。「サポートチームから 2 営業日以内にメールでご連絡させていただきます。」と記載があるが、今回のケースでは、当日中に移行された。

リクエスト必要情報で引っかかったこと


ほとんどの情報は該当情報を確認すればすむことだが「移行元アカウントのデベロッパー コンソールの登録に使用した取引 ID 」が何を指すのか非常に分かりづらかった。

「移行元アカウントの Google ペイメントのダッシュボードで確認できます」とあるが、つまりGoogle Play Console(Developer Console)の登録料を支払った時のレシートのTrabsaction IDのこと。
Google Payment Center
※もし古すぎて確認できないなどの場合は問い合わせるとすぐ教えてくれる


もう一点注意すべき点は、「….G.123456789012345」といった番号の場合、G以前の数字は無視して0を代わりに入れ「0.G.123456789012345」としなければいけないこと。

Transaction IDをそのまま入れたら、無効とされて進めず、しばらく悩んだ。(問い合わせている場合は、メールにその注意が書かれている模様)

移行実施後確認できたこと


・テストユーザーアカウントは各デベロッパーアカウントに紐付いているので移行されない
・ゲームサービス(ゲームセンター)はアプリと一緒に移行された
・売上げ表示はアプリ移行とともに移行元は見られなくなるが、移行先で過去データ全部を確認できた


iOSアプリの移行


譲渡の条件さえクリア出来ていれば、Legal(チームエージェント)アカウント(最初の iTunes Connect ユーザにのみ付与される。管理者権限とは別)で各アプリのトップからアプリの譲渡を開始できる。※Legalアカウント以外は選択肢が表示されない

iOSは申請後そのまま移行される訳ではなく、引継ぎ先にて譲渡の受託と、必要情報の入力が必要。

iOS譲渡で引っかかったこと


iOSの移行はまずAppの譲渡の条件をクリア出来てるかが問題。
出来ていない場合は以下の様な画面で条件がクリアできていない旨が表示される。


通常の運営をしていたアプリを移行する場合、ひっかかりそうなのが「App のすべてのベータ版で TestFlight ベータ版テスト がオフであること。」
TestFlightのビルド、テスターだけでなく、テスト情報等のフィールドも全て空白にして保存し直しておく必要がある。

またiCould機能を利用している場合は移行できないので、アプリからiCould機能を切り離す必要がある。

移行実施後確認できたこと


意外だったが、移行したアプリの過去のアナリティクスデータも全て引き継がれていた。